発明の分野
本発明は、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)と呼ばれるディーゼルエンジンの排気ガス中の微粒子を除去するフィルタ、焼却炉や火力発電所から排出される燃焼ガス中のダストを捕集するフィルタ、触媒担体、液体担体等に使用可能な多孔質焼結金属、この多孔質焼結金属からなるフィルタ、及び多孔質焼結金属の製造方法に関する。
発明の背景
従来、DPFにはコージェライトなどのセラミックス製の耐熱ハニカムが用いられてきました。しかし、セラミックハニカムは振動や熱衝撃によって破損しやすいという問題がありました。また、セラミックスは熱伝導率が低いため、フィルタ内に捕捉された炭素系微粒子の燃焼によって局所的に熱が集中し、フィルタの割れや侵食を引き起こすという問題もありました。そこで、セラミックスよりも強度と熱伝導率に優れた金属を用いたDPFが提案されています。
投稿日時: 2025年4月9日 15:18